蟹工船
原作 小林 多喜二 脚色 大垣 肇 演出 印南 貞人 川池 丈司(客員)
《村山知義演出による》 |
あらすじ
昭和のはじめのころ─
食い詰めて“自分を売る”より仕方がなくなった男たちが
函館の港に集まってきた。
博光丸はボロ船で、カムサッカの荒波で
メリメリと音をたてて鳴っている。
漁夫、雑夫たちは重労働と粗悪な飯で身体を悪くした。
何人もの漁夫、雑夫たちがこの北の海で死んだ。
「このままでは殺される」・・
大時化の時も出漁の命令が下される。
彼らはおっかなびっくりだったが、サボが始まった。
そして遂に、自分たちの力でストライキを起こし、
“要求”を突きだした。
しかし、待っていたのは味方と思っていた
帝国海軍による弾圧と逮捕であった。
だが、会社と軍隊の正体を知った彼らはもう一度声をあげる。
CAST
芝浦 | 神谷 信弘 |
花札 | 山村 勇人 |
テカ松 | 梁瀬 龍洋 |
青森 | 手塚 政雄 |
和歌山 | 中谷 源(青年劇場) |
夕張 | 星野 子熊 |
弁慶 | 鈴木 健一朗 |
おやま | 下落合 秋 |
ゴロー | 中屋 力樹 |
学生 | 細根 和博 |
中西 | 森 路敏 |
宮口 | 榎本 邦尚 |
健 | 橋本 怜奈 |
唖 | 深井 八郎 |
漁夫A | 越川 貴史 |
漁夫B | 関根 学 |
漁夫C | 横沢 勲生 |
須田重役 | 北村 耕太郎 |
浅川監督 | 笹岡 洋介 |
菊村工場長 | 甲斐 浩志(フリー) |
船長 | 岡橋 和彦(まほろば企画) |
船頭頭 | 小川 拓郎 |
雑夫長 | 松並 俊祐 |
船大工 | 井上 鉄夫 |
船医小田切 | 前田 剛志 |
水夫 | 平田 正治 |
火夫 | 川島 利騎 |
中積船の人夫 | 桑島 義明(ペルソナ) |
ボーイ | 冨永 隆徳 |
水戸部士官 | 脇 秀平 |
宮口の母 | 小田原 美保 |
青森の妻 | 江部 茜 |
沖売りの女 | 松田 麻美 |
STAFF
美 術 幡野 寛
《松下朗美術による》
音 楽 多泉 和人
照 明 小池 俊光(東京朝日照明)
効 果 中嶋 直勝(東京演劇音響研究所)
衣 裳 東宝コスチューム(山口 徹)
東京芸術座衣裳部
舞台監督 幡野 寛
舞台監督助手 馬上 真勝
たかのきよこ
制 作 嶋田 みどり
郡司 勇
田口 真美